たとえ夫がいても、結婚していても他の男性に心が揺れてしまう瞬間はあります。
ある時、突然、恋に落ちることもある。
「ドラマや映画などで疑似恋愛・芸能人に恋してしまった!」
「アイドルにドキドキ!おっかけしてます!」
「パート先の男性に片思い」
「高校生の息子の友達に胸キュン」
宅配員、歯科医、美容師、職場、教習所、学生、高校生etc。
高橋一生や坂口健太郎などイケメン俳優だけではありません。
主婦の恋のお相手は、何気ない毎日の出会いから生まれるもの。
結婚しているから、結婚していないに関わらず、恋は突然降ってわきあなたの心を“ドキドキ・キュンキュン”させます。
ドキドキ・キュンキュンに戸惑いながら、ふくらむ疑問。
肉体関係がないから……。
これは不倫じゃない。
でも好きだという気持ちがある限り、これは不倫?
恋の行方は?
不倫とは?恋愛とは?
そんなあなたの中にある“主婦の恋”の疑問を徹底追及していきましょう。
■恋とは愛とは?-主婦が恋に落ちる相手-
そもそも、恋とは?
大辞林によると
特定の異性に強く惹ひかれ,会いたい,ひとりじめにしたい,一緒になりたいと思う気持ち
誰もが一度や二度や恋をしたことはあるはず。その延長線として“結婚”もあったはず。
隣で眠る疲れた夫にも恋をしたからこそ結婚したのに。
どうしてか、月日というのは人の心から恋心を置き去りにしてしまいます。
砂漠のような主婦の心に潤いを与えるのが、恋なのではないでしょうか。
子供への愛情、夫への愛情とは別物のときめき。忘れていたドキドキ。
…… それが“主婦の恋”なのです。
主婦の恋の対象は、特定の一般男性とは限りません。
アイドルのおっかけやドラマでの疑似恋愛もひとつの恋の形です。
でも、それなら不倫ではない。
確かに、それはほぼ罪ではなく不倫論外の恋。
度を越さなければ、夫や子供も理解をしてくれる“主婦の恋”です。
でも、“主婦の恋”は認められる恋ばかりじゃありません。
いくら肉体関係がないとしてもしても、口に出せない“主婦の恋”もあるものです。
恋の対象が一般男性の場合。
特に、
同じ職場の男性、同級生、元カレ、通っている美容院の美容師、
荷物を届けてくれる宅配員、パート先の上司、などなど。
とても身近な存在である男性に恋してしまった場合。どこかで間違いが起きたら不倫に発展してしまいそうな主婦の恋は危険です。
“思うだけなら”という割り切りを持っていれば、それは毎日の生きがいとなり、一概にその恋を否定することはできません。
むしろ、あなたをキレイにすることにもなったり、毎日が楽しくなるのなら、その恋はOKなのかもしれません。
でも、肉体関係がなければ不倫にならないのでしょうか。
かすかに抱くあなたの恋も、もしかしたら斜め目線で見ると罪になってしまうかもしれません。
■いったいどこまでが不倫なのか? 罪になる恋愛とは?
そもそも、不倫とは?
世間をにぎわす今井絵理子議員の「略奪不倫問題」。真相はいまだ闇の中ですが、手を繋いだり、夜遅くまで一緒にいることは不倫か否かで世論を騒がしています。
大辞林によると
道徳に反すること。特に,男女の関係が人の道にはずれること。また,そのさま。
とあります。
どこにも肉体関係云々のくだりはありません。“人の道にはずれる”ことが肉体関係を示しているのか否かは明確ではありません。
とにもかくにも、不倫と呼ぶべき恋愛は、罪となります。
誰からも非難を浴びてしまいます。仮に肉体関係がなくとも、異性と一対一で会うことを不倫と考える人もいます。
恋心を抱いた相手と会うということを罪とする人もいるということです。
■主婦が恋をしてしまったと感じる瞬間
それでも主婦だって恋はします。
否、主婦だからこそ恋をするのかもしれません。現代は、恋人のいない若者が急上昇。恋をするのが面倒という20代が増えているというのですから、案外、主婦が恋をしている方が多いくらいかも。
統計によると、主婦の半数以上が恋心を抱いたことがある。いわゆるプラトニックラブを経験しています。
しかも“主婦の恋”は、年齢層が上にいくほど多くなります。30代の主婦よりも断然40代の主婦の方が、夫以外の男性に心ときめく“主婦の恋”を体験しています。さらに40代の主婦よりも50代の主婦の方がより多く“恋をしてしまった”と感じる経験をしています。
主婦が恋に落ちてしまうタイミング
・元カレとの再会
同窓会での再会や現実逃避ではないけれど「どうしているかな」という素朴な思いから連絡を取ってしまう。久しぶりの会話から胸キュン・ドキドキのときめきが復活することも!?
・元カレに似ている男性との出会い
雰囲気とかスタイルとかどこか元カレに似ている男性にはドキリとするもの。ときめきを忘れかけていた砂漠の心に一気に恋の風が吹くこともあるようです。
・「キレイ」「可愛い」は女心をくすぐる
いくつになっても褒められれば嬉しいものです。「とても40歳とは見えないですね」「若いですね」「その髪型いいですね。似合ってますよ」なんて、何気ない褒め言葉にドキドキ。夫は髪型を変えたことにすら気づかない。そんな生活の中、褒め言葉は胸キュンの要素満載です。
・仕事のフォローと共同作業
主婦の恋の中、職場での恋は一番多いようです。毎日、顔を合わせる同僚、後輩、上司とは、夫とよりも長く時間を共有している場合もあります。仕事でミスをしたとき庇ってくれたり、ともにひとつの仕事を仕上げていく喜び、などから、胸キュンの瞬間があります。
・気持ちを理解してくれる
主婦の不満は、友達との会話から解消することも多々ありますが、夫はどうでしょうか。聞いているのかわからない夫の返事を待つのはストレスにもなります。気持ちを理解してくれる反応を示す男性に出会ったら、理屈抜きに恋に落ちるのは当然といえば当然です。
・セックスレスまたはおざなりのセックス
夫婦生活がなくなる、または、自己性欲のはけ口のようなつまらないセックスが続いていませんか?夫婦生活が長くなればなるほどセックスレス夫婦は増えています。
セックスレスからくる精神的不満から“恋をしたい”という気持ちが生まれるもの。性欲を満たす目的ではなく、セックスすることからくる精神的満足を得たい気持ちから、恋に落ちてしまうことがあります。
いかがでしょうか。
“恋に落ちるタイミング”は、あなたにもありましたか?
主婦が恋をするのは、夫への不満が一番だといわれています。でもこれはあくまでも統計的なもの。
夫への不満がなくても、主婦は恋をします。それに、夫への不満が軽減されれば“主婦の恋”がなくなるとも言い切れません。
だって恋は突然やってくるもの。
思わぬところで“ドキドキ・キュンキュン”と、ときめいてしまうもの。
愛とは違う恋は、楽しく切ない。
人というの恋を求めて生きる生物なのかもしれません。
何がいいのかわるいのか、恋に定義はありません。でもひとつだけ、考えてみてはどうでしょう。離婚するほどの夫ではない限り、そこには“恋”ではない“愛”があります。
家庭を壊すつもりもなく、恋する人に肉体関係を望まないのであれば、恋は恋と割り切って、ひそかに自分が楽しめる程度にとどめておけばいいのかもしれませんね。