「夫婦喧嘩は犬も食わない」といいますが、犬も食わない喧嘩にするのには“正しい夫婦ケンカの仕方”“仲直りの秘訣”を心得ておけばいいのです。
好きで一緒になったのに、なぜか夫婦ケンカは発生するもの。
好戦的にケンカを挑む人などいるわけもなく、夫婦生活楽しく過ごすために夫婦ケンカはなるべくなら避けたいところ。それでも夫婦ケンカが勃発してしまったら……。
アーモamo編集部員がご紹介する“正しい夫婦ケンカの仕方”で夫婦の絆を深めていきませんか?
■夫には必ず逃げ道を作っておきましょう。
物事をはっきりとさせ、夫が悪いということを冷静に判断していくことも大切です。でも、それがかえって夫婦ケンカを悪化させてしまうこともあります。
逃げ道のない夫は、最悪の場合“離婚”という最後の逃げ道に走ることもありますから、要注意です。
夫婦ケンカは、裁判ではありません。“夫が悪い”“妻が正しい”(もしくは逆パターン)と白黒つけなくてもいいのです。逃げ道とはつまるところ言い訳ともとれますが、夫の言い分も聞いてあげることが重要です。
時には夫の嘘も認めてあげることも必要になります。白黒つけず曖昧模糊とした部分を残しておくことで、夫の逃げ道を作ることができるのです。
■夫が浮気をしたときの夫婦ケンカの回避術
ケンカの原因はひとつふたつではありませんが、一例をあげてみましょう。
例えば夫が浮気をした!浮気発覚は大問題です。
でも夫はあくまでも“浮気”であり
「もう二度としない。許してほしい」
と許しを請うてきたら、怒りをおさえ百歩譲って、一度だけは許してあげてみては?
その代償として、欲しい服を買ってもらうとか、家事を手伝ってもらう、など夫に謝罪の方法を提案しましょう。これはまさに夫の逃げ道になります。
浮気は決して許せない問題ですが、離婚をしない限りは、どこかでいつか許してあげることが必要になります。追及に追及を重ね、夫婦の危機に陥る場合があります。追及の手はどこかでゆるませ、夫を許していくことが夫婦円満の秘訣なのではないでしょうか。
また、もうひとつの方法としては、曖昧にしておくことも正しい夫婦ケンカの仕方です。
先ほどの浮気にしてみても、夫が「浮気はしていない」と言い張った場合、それが嘘だとわかりつつも嘘を認めていくことも夫の逃げ道になります。
それに、浮気を確実とするよりも、曖昧なままに過ごしてしまえば、あなた自身にも救いの道になる場合もあります。
“浮気をした”という確実さより、“浮気をしたみたい”“もしかしたら浮気はしていないのかも”という曖昧さは、ある意味あなたの逃げ道でもあるはずです。
■話し合いで愛を深めるタイミング
浮気問題の夫婦ケンカは、ほんの一例ですが、何事においても夫の言い訳には耳を傾け、頷かなければいけないこともあります。逃げ道があることで夫は今後のことを考えることができます。反省することもできます。
子供が悪いことをしたとき”頭から叱らず、一度は同じ目線にたって話を聞いてあげる”と良いといいます。
夫婦ケンカは、まさにこの子育て目線と同じ。夫は子供ではありませんが、やっぱり言い訳くらいは聞いてあげましょう。それが正論でないとしても、逃げ道は確保しておいてあげましょう。
ただし、注意点がひとつ。
むやみやたらと許してはいけません。男というものは図にのる生き物です。
「また許してくれるだろう」というような気持ちを持たせてはいけません。特に浮気に関しては、そう何度も許せる問題でありません。夫婦ケンカをしたら、許すタイミングも大事。そして、罪の深さを夫に感じてもらうことです。
互いに歩みよりができたら、あらためて話し合いをしてみてもいいでしょう。“話し合い”は“話し愛”ともいえますから、愛が深まる方法のひとつです。
夫婦ケンカは日常生活を送る中で小さな出来事から勃発することがほとんどです。浮気問題に限らず、夫婦ケンカでは夫の逃げ道、あなたの逃げ道を作っておきましょう。お互いにがんじがらめになって苦しくなるような夫婦ケンカは極力避けるべき。
互いを知る意味で夫婦ケンカも必要。もともとは他人のふたり。家族になるのには、夫婦ケンカも意味あるものなのだと思います。
「夫婦喧嘩は犬も食わない」ものですが、夫婦には栄養満点のサプリメントかもしれませんね。
一未