芸能界では不倫の話題は尽きませんが、不倫を許した芸能人が叩かれることはほとんどなく、逆に対応が素晴らしいと絶賛されることもしばしば。
そんな人たちのコメントは必ずと言っていいほど「離婚はありません」
では私達のような一般人の場合、どうでしょうか。
■子どものために… 夫の不倫を許すのは、負け?
「こんなひどいことされて、もう一緒にいたくない!」
いくらそう思っても、子どものことやこれからの生活を考えると、離婚するのはデメリットが大きい。
そんな時は一旦引き下がって不倫を許し、離婚をあきらめることも生きていく上で必要なこと。
我慢することはみじめでも何でもありません。家族を裏切ったのは相手です。自分が損して苦しい生活をするかもしれないシングルを選ぶのは考えもの。
みすみす自分が荒波に飛び込むのではなく、夫にきちんと不倫という代償を償ってもらうことを考えましょう。
■夫の不倫きっかけで離婚、衝動ではなく計画的に考える
不倫で離婚となると、気になるのが慰謝料。浮気が原因で離婚に至った場合の慰謝料は相場が200~300万円と言われています。
しかし「確実に不倫が離婚原因」と断定できた場合。
子どもがいる場合、収入によっても異なりますが、各自治体から毎月約42,333円ほどの児童扶養手当(母子手当)が受けられます。
子どもを引き取った場合に請求できる養育費の相場は2~4万円/月です。
慰謝料を請求できるのは一度きり。
さらに子どもがいる場合は児童扶養手当と養育費が受けられるとしても、この先自分の収入できちんと生活できるか考えましょう。
■子供や生活の優先順位で、離婚を考えなおす
子どもがいた場合、進学など教育費にかかる費用はバカになりません。
国公立大に4年通ったとして授業料含めて200~400万円。一人暮らしをすれば子どもの生活費も上乗せとなります。
ここで考えたいのが、生活の優先順位と、どうすることが自分の得になるかです。
普段から愛情たっぷりのラブラブ夫婦だったのなら軌道修正は出来るかも知れません。けれど、もし夫婦関係も冷え切った中での夫の不倫なら、自分が自立できる数年間、我慢して離婚の準備を確実に進めていったほうが良いのではないでしょうか。
結婚生活も数年たてば恋愛感情も薄れるもの。
それでも一緒に生活できるのは結婚して以来苦楽を共にしてきた「戦友」のような絆があるからでしょう。
不倫されたことで離婚という2文字が頭によぎるということは、今まで二人で生活してきた日々への愛しさや、二人で築き上げてきたはずだった信頼すらもない状態なのかも知れません。
許すにしても許さないにしても、これからの自分の幸せをイメージしながら選択していきたいものです。