主婦として願うのは、家内安全、子供の学業成就、夫婦円満を願う縁結び。
初詣は運気を呼び込むビッグチャンス。今回は初詣のしきたりなどを簡単にご紹介します。
これから迎える新たな一年を、パワースポットでエネルギーをチャージする初詣に出かけてみましょう。
◆そもそも初詣の意味は?
初詣とは文字通り神社やお寺に『初めて』『詣(もう)でる』ことで、『詣(もう)でる』は自分の意思で行くこと。
同じように用いる言葉『参る』は、呼ばれていくことを意味します。
むかし、一家の長が大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神様のお社(やしろ)にこもって祈願することを『年籠(としごも)り』と呼んでいましたが、
大晦日→除夜詣(じょやもうで)
元日の朝→元日詣(がんじつもうで)
に分かれ、この『元日詣(がんじつもうで)』が初詣の始まりとされています。
◆初詣っていつまで? 初詣だからできることは?
初詣の時期は一般的には1月7日までの『松の内』期間に行くのが良しとされていますが地域によっては15日まで、1月いっぱいとさまざまですが、文字通り『初めて詣でる』日が自分の『初詣』といった意見もあります。ただ、お正月の雰囲気を楽しむならやはり『松の内』がおすすめです。
初詣では古いお札やお守りをや絵馬を奉納したり、厄除けとされる破魔矢を買い求めるのもいいでしょう。また、初詣といえばおみくじを木の枝に結ぶのがお約束と思いがちですが、基本的には吉凶問わず持ち帰っても構いません。凶を枝に結ぶ意味は「凶を神社にとどめてよい運勢を呼ぶ」ということなので、凶以外は結ばないのですが、恋愛で縁を結びたい思いから何が出ても枝に結んで帰る風習が生まれました。
初詣の時期、厄年のお祓いを受ける光景をよく見かけますが、数え年(実年齢にプラス1歳)で男性は25・42・61歳、女性が19・33・37歳が厄年で、特に男性の33歳(さんざん)、女性の42歳(しに)と言って大厄にあたります。喪中で厄年にあたっている人の場合、参拝してはいけない時期は『忌中』と呼ばれる50日間なので、厄払いを受ける場合はこの期間は外しましょう。
◆初詣のメインのイベント、参拝のしきたりと作法
初詣は神社・お寺どちらでも構いません。作法も、拍手を打つかどうかの違いだけです。
①鳥居をくぐる前
服装の乱れを整える
②鳥居をくぐるとき ※真ん中は神様の通り道
鳥居の端に寄ってくぐり、神様に敬意を表し軽く会釈
③柄杓がある手水舎(てみずや)で清める ※水をかける動作を『清める』という
・右手で柄杓を持ち左手に水をかけ、次に逆の右手にかける。
・再び右手に持ち替えて柄杓で水をすくい左手で水を受け、その水で口をすすぐ。(柄杓に直接口をつけてはいけない)
・更に左手に水をかけ、最後に持った柄杓を縦にして持っている部分にも水がかかるようにし、戻します。
④お参り
・賽銭箱の前に立ち姿勢を正す
・お賽銭を入れ、鈴を鳴らす
・神社の場合:もう一度姿勢を正し、ゆっくりと90度くらい体を折り曲げ2回礼をし、両手を胸の高さで合わせ、右手を2センチほど下げてから2回拍手、最後の礼は一回
お寺の場合:両手をただ静かに合わせるだけ
⑤帰りに鳥居をくぐるとき、やはり端を歩き、向きを変えもう一度神様に軽く会釈をして境内を出る。
さまざまな作法やしきたりがありますが、大切なのは身を清めようという思い。多忙な日々に追われる毎日ですが、今までの嫌なイメージを切り替えて新たな気持ちで新年を迎えることで、一年の前向き生活のきっかけにしませんか?