【不倫の結末】ドラマ『知らなくていいコト』最終回！ケイト（吉高由里子）と尾高（柄本佑）の選択は正解or不正解！？

尾高（柄本佑）がイケメンじゃないのにかっこいい！尾高沼にはまる女性は増え続け、そして、とうとう3月11日、ドラマ『知らなくていいコト』が最終回。
ケイト（吉高由里子）と尾高の不倫の結末に、賛成もいれば反対もいる。果たしてそれでよかったの！？
ドラマ『知らなくていいコト』最終回のネタバレから、不倫の結末についてを深堀り。

ケイト（吉高由里子）は編集社に勤めるライター。尾高はカメラマン。
ケイトの父親は乃十阿（小林薫）で罪を償い出所してきた人物。ケイトの母（秋吉久美子）は乃十阿が結婚していたのにもかかわらず、ケイトを出産して育てます。つまるところ、ケイトは、愛人の子供。その時付き合っていた恋人・野中（重岡大毅）に振られ、ひとりぼっちになったケイトを救ったのが過去の恋人・尾高。
尾高は過去にケイトに振られて、今は結婚して子供がいます。
ケイトと尾高は“いけない一線を越え”不倫関係に……。

最終回では、ケイトの父親・乃十阿（小林薫）が無罪だという原稿をケイトが書きますが、お蔵入り。
ケイトはその記事を父親にだけは見せますが、その場で、それはなかったことにすべく燃やしてしまいます。

そんな中、ケイトと尾高は話をすることに。
尾高は、離婚を決意し、すでに離婚届を出すだけの状態。
それをケイトに告げ
「結婚しよう」と抱きしめます。

ケイトは、尾高を誰よりも愛しているのに、YESとは言いません。

理由は、ひとつ。
尾高に子供がいるから。
子供を愛する尾高が好きだから。

尾高は言います。
「俺を二度も振らないでくれ」
と……。

それでも、ケイトは尾高のプロポーズを断るのです。
泣きながら。

ラストシーン。

ケイトは仕事をバリバリこなします。いつものケイトです。
そして、尾高は、子供と手を繋いで歩いています。
その顔は、優しいパパの顔なのでした。

結局、ケイトと尾高の不倫の結末は、別れというカタチでおさまりました。
子供がいるということは、不倫関係に大きな影響力を持つものです。
『知らなくていいコト』はドラマですが、実際にも子供がいると離婚するのにも問題は多く、子供がいることで、思いとどまることは多いのが不倫です。

「子は鎹（かすがい）」と言いますが『知らなくていいコト』のケイトの選択は、まさにそれなのだと思いました。

結婚していて不倫をする男はいます。相手が今回のように独身女性のとき、どんなに好きだとしても、離婚をしてまでも不倫を貫く男は少ないものです。

尾高はとてもストレートな男。ケイトにそれだけの魅力があるともいえますが、不倫は後ろ指をさされる恋愛でありながら、尾高の男っぷりはとても魅力的でした。

この尾高を柄本佑さんが演じたことで、魅力はアップしたと思います。

尾高はケイトに二度も振られ、しかも、妻にも逃げられるという。泣いている子供を抱きしめる場面は、男の悲しさがにじみでています。
どんなにかケイトを愛していたのでしょう。

愛するだけじゃダメな恋愛があると、今更ながら、知りえたドラマでした。

『知らなくていいコト』では、不倫の結末は別れです。
でも、果たしてそれで本当に良かったのでしょうか。

ケイトのように、愛する人にあそこまで言われたら、普通、結婚するのではないかとも思われます。

だって、尾高、かっこいい。
潔いじゃないですか。

だけど、家庭を捨ててきた男。
それはある意味、重荷になるかもしれません。

仮に、ケイトと尾高が結婚したとして。
その時は、愛情にまかせて幸せかもしれない。でも、ある時から、尾高の中にある父性愛が邪魔をするかもしれない。

ケイトはそこまで考えていたのかもしれません。

ケイトの母は、不倫関係の子供（ケイト）を生みました。
父親の乃十阿（小林薫）には、正妻との間に子供がいました。
そして、ケイトもまた不倫をしてしまいます。
ケイトの相手・尾高にも子供がいます。

親子で同じような運命をたどる……。
不思議でありながら、なんとなくわかるような。

だからこそのケイトの決断だったのかもしれません。

もし、あなたが不倫をしているのなら『知らなくていいコト』は、影響力のあるドラマだったと思います。

画像：https://www.ntv.co.jp/shiranakuteiikoto/gallery/

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