半年以上セックスがない夫婦は半数近くという現代。セックスレスはいまや“普通”になりつつあるのかもしれない。
大奥の時代からセックスレスはあったものの、ここまでセックスレスが世間に広がったのはメディアの力が大きいでしょうが、セックスレス夫婦が年々増えている傾向にあるからだと思います。
“うちは大丈夫”と思っていても、小さな溝からセックスレスになることもあります。じわじわと押し寄せるセックスレスの危険性は、どのご夫婦でも少なからず持ち合わせています。
その危険性はどれくらい?
セックスレスは精神面が大きな原因になっています。ここでは精神面に焦点をあてて、セックスレスの危険度チェックをしていきます。
■拒否に潜むセックスレス危険度チェック!
Q1:友達と映画の約束をしていたのに、友達がドタキャン!そのときあなたはどうしますか?
① 一人で行く
② 他の人を誘っていく
③ 行かない
Q2:次に映画を観に行くとき、あなたはどうしますか?
① 同じ友達を誘う
② 他の人を誘う、もしくは、一人で行く
③ 映画そのものをあきらる
ここでは映画にしましたが、特別映画にこだわらず、このような経験は少なからず経験があると思います。楽しみにしていた約束をドタキャンされるとショックですよね。
セックスレスの原因のひとつには「断られてから誘いずらくなった」というものがあります。さらに「タイミングをなくしてなんとなく時間が過ぎてしまった」ということになっていきます。
この場合のセックスレスは、夫または妻の「NO!」が引き金になっています。
Q1の回答で①、②の方は、比較的セックスレスにはならない傾向にあります。
断られたら次のパターンを考えるというのは「NO!」と言われても、ポジティブに考える能力があるからです。問題は③。自分もあきらめてしまうというのは、そこに立ち止まってしまうことです。つまり「NO!」と言われると、それが心の中に根を張ってしまうタイプになります。
でも、ここまではたいした危険度ではありません。次の危険度チェックに進んでいきましょう。
Q2の回答を①は、また誘うという行為ができる人です。
つまり「NO!」と言われても、懲りずに夫または妻を誘うことができるタイプです。②も悪くはありませんが、この場合はちょっと危険もあります。他の人を誘うというのは“浮気”の傾向も見えていますから、注意は必要です。
もうおわかりですね?
一番セックスレスに陥りやすいのは③です。ドタキャンに懲りていて、楽しみそのものをあきらめてしまうということが考えられるからです。
③は、「NO!」と言われたことがあとを引いていて、セックスそのものを自分の世界から突き放してしまうことが考えらます。
■拒否による傷がセックスレスを引き起こす
Q3:今度は友達から映画に誘われました。“時間を作れば作れる”という状況。あなたはどうしますか?
① 時間を作って友達と映画を観に行く
② 理由を言って断る
③ 時間があるなしに関係なく誘いは断る
Q1とQ2で③×③と答えたとしても、まだセックスレスにはなりません。Q1とQ2は誘う側でしたが、Q3は誘われる側になっています。セックスを拒否されても、その後、逆に夫または妻から誘ってくることもあるはずです。
ここで「NO!」と言わなければ、セックスレスになることはありません。①の回答なら大丈夫ということになります。②は「NO!」になりますが、理由を告げてることで夫または妻が傷つくことはそうそうありません。
一番問題は③。以前の夫または妻からの「NO!」が相当心に傷をつけていることになります。
つまり、Q1、Q2、Q3で③を選んだ人は、セックスレスの危険度が高いということになります。
セックスをしたくない、と思う日は誰しもあるでしょう。それを夫または妻に理解してもらえれば、おおむねセックスレス危険度は低いものです。
セックスを拒否されたというのは、かなりダメージを受ける場合もあります。セックスレスにならないためには「NO!」というときの態度や言動、また、その後の思いやりが必要になります。
セックスレスは様々な原因があります。ここでは拒否されたときに陥るセックスレス危険度チェックをしましたが、まだまだ奥深いところに危険度が潜んでいるかもしれません。
ご主人にも同様の質問をこっそりしてみては?
一人だけではなく二人でセックスレスの危険度を把握して予防線をはることも大切です。セックスが夫婦の中でどれほどの重要性があるのか常に意識しながら、夫婦生活をエンジョイしていければよいと思います。
一未