専業主婦は減少し反して専業主夫は増加傾向。専業主夫になりたい男性も多くいるらしい。専業主婦と専業主夫。女と男の違いは、家事にも反映するのかを調べてみました。専業主夫のメリット・デメリット、気になる調査結果をご覧ください。
■専業主夫は増加傾向
専業主夫は増加傾向にあるようです。最近は、専業主夫の言葉も違和感がなくなりつつあります。
先日のフジテレビトーク番組「ぼくらの時代」では、神田沙也加さんが出演。ご主人との関係を告白しました。
神田沙也加さんトーク(モデルプレス・情報:フジテレビより)
仕事に対しては、「すごく今やらせて頂いていることにやりがいも感じているし、もっとこうなりたいって自分も思い浮かぶ」と引退は考えられなかったため、子どもは「今世は諦めるかとなっていた」とまで決意していたそうだ。
しかし、夫にその考えを話したところ、「そしたら仕事しておいで、自分は表に出ない仕事で支えるから」と受け入れてくれたそうで、「びっくりしました」と回顧。
「男性は前に出てバリバリ働く姿を見せないと、と色々言う方もいるし、実際そういう声もあった」と批判があることも覚悟した上で、神田は夫の「自分は家族ってものを守っていく人生にシフトチェンジする」という言葉にしみじみと感謝していた。
神田沙也加さんのような夫婦関係や、新しい夫婦の形としてメディアなどでも取り上げられているので、専業主夫の言葉は一般的に知られているでしょう。
それでもまだ、世間一般では、専業主夫の認識は薄いかもしれません。本気で主夫業をしている男性もいる傍ら「ヒモ」な夫もいるからかもしれません。
さて、現実、専業主夫はどれほどいるかというと、2013年のデータによると、ここ15年間の間で専業主夫の数は2.6倍も増えています。今年は2018年なので、もっと増えていると思われます。
若い男性の3割は、専業主夫を希望しているとか。
それだけ、家事に従事したい男性は着実に増加傾向。というか、働くより養われたいと思う男性が増えているのかもしれません。
■専業主夫のメリット
専業主婦と専業主夫の違いは、男か女かであることです。
ウィキペディアより
主夫(しゅふ、ハウス・ハズバンド、英訳:house husband, stay-at-home dad)は、家事・育児などを担当する夫のこと。主婦に対置して用いられる言葉であり、家事を専業とする場合、妻が専業主婦と言うのに対し、夫の場合は専業主夫という。
コトバンクより
専業主婦とは反対に、稼得労働に従事せず、専ら家事や子育てなどを行う既婚男性。
家事全般をすることが仕事という意味では、専業主婦と専業主夫に違いはありません。掃除も洗濯も料理も家事をすることに変化はありません。
でも家事従事する場合、専業主婦と専業主夫には、違いがあります。
専業主夫のメリットはなんといっても男であるがゆえ、力仕事がこなせるところです。
・電球をかえる
・電気のかさを洗う
・庭の木を切る
・重い荷物の買い物もOK
・子どもをおんぶするのも抱っこするのも楽々できる
・壁の高いところも楽々掃除
などなど。
女ではできない力仕事や高いところの荷物を取ってもらうとか、日頃、働く夫に頼むことを、専業主夫なら頼まないでもやっておいてくれます。
なんて嬉しいことでしょう。
働く主婦にとって、これほど頼りになる夫はいません。
ほかに、家事については
・料理が上手
・細かいところも掃除する
といった声もあります。
「専業主夫っていいかも」なんて思う女性はこれから増えていくのではないでしょうか。
案外、家事は女性よりも男性が向いているのかも!?
■専業主夫のデメリット
それなら専業主夫のほうがいいわよね、なんて思うけれど、メリットがあればデメリットもあります。
専業主夫のデメリットは男性ならではの問題が。
・ママ友との恋愛関係が心配
・ママ友と友情関係が結べない
・子どもが浮いてしまう
といった精神論、浮気問題があるようです。
・家事を教えこむまで一苦労
・何もできないからイライラする
・家事が雑
なんてことも最初はあるようです。
ひとり暮らしをしていた男性ならいいですが「炊飯器でご飯を炊くことから教えた」という場合もあるようで、これはこれで大変そうですね。
そして、一番のデメリットは
「世間から認められにくい」現状があることです。
どうしても日本では、男性が女性を養うという説が定着しているので、受け入れてもらうのが難しい側面もあるようです。
「ヒモ」という言葉もあるくらい、専業主夫でバリバリ頑張る夫も世間からは「ヒモ」呼ばわりされることも多い。
まだまだ、専業主夫が定着するのには時間がかかるかもしれません。
ですが、働く女性が増え、それなりに収入が得られれば、専業主夫は増加していくでしょう。
そうでなくても家事は半々という夫婦は多いもの。
専業主婦、専業主夫。
生きる上でどちらがいいとかいうのではなく、夫婦それぞれが良好な形ならいいのではないでしょうか。