どんなに仲の良い夫婦でも、相手への「わかってほしい!」という気持ちが強くなり、激しい喧嘩に発展してしまうもの。ときには言葉だけでは収まらずに手が出てしまったということもあるでしょう。
このときに問題になりやすいのが、やはり夫から妻への暴力です。
「まさかうちの人が…」と、妻側は身体だけでなく精神的にも傷ついてしまいます。
「これってDV…?」「警察に相談した方がいいのかしら…」
こう悩んだことがある女性はいるのではないでしょうか。DVについて考えていきましょう。
DVとは? 特徴と原因について
ドメスティックバイオレンス、いわゆるDVに明確な定義はありませんが、
暴力を受けた側が強い恐怖を感じたらというものが一般的です。
繰り返し理由もなく殴られたり蹴られたりするのは明らかにDVであるといえます。
たとえ一回でも、妻が「夫から逃げたいくらい怖い」と思えるほどの暴力であればそれはDVかもしれません。
DVされやすい人はいる? 傾向と判断材料
DVをされやすい人というのは存在します。
そのような人は「共依存」という状態になりやすい傾向があります。
「共依存」になりやすい人は自己評価が低いため、誰かの世話を焼くことで自分の存在価値を見出そうとします。
夫にひどいことを言われたりされたりしても、尽くすことで存在価値を確認してしまいます。
夫からは常に下に見られてしまい、さらに暴力されてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
夫側は「お前に原因があるんだ」と相手を責めます。それに対して妻側は夫の言い分を鵜呑みにしてしまいます。
「自分に悪いところがあるから…」と納得してしまい、
暴力を受けていることを誰にも知らせないため状況が悪化してしまいます。
これってDVかも?と感じた時にするべきこと
明らかなDVのときは自分のせいにする前に、まず、第三者に助けを求めましょう。
夫婦喧嘩が元の暴力は、
「相手を怒らせたせいで夫がついカッとなり手を出してしまった」
ということもよくあります。
冷静になってから相手の言い分を聞き、本当に自分のせいかどうか、DVといえるかどうか客観的に判断しましょう。
DVを受けたときの対処法
万が一のために証拠を残しておくことがとても大切です。以下の3つの方法が有効的です。
1.日記をつける
2.録音、録画する
3.診断書をとっておく
身の危険を感じたら…、すぐに第三者へ相談を
暴力をふるわれて恐怖を強く感じたら、必ず第三者に相談しましょう。各自治体の専用窓口を利用するのもおすすめです。
身の安全を確保し、幸せな人生を歩んでいきましょう。