レディ・ガガ
世界の歌姫、レディ・ガガがうつ病をコンサート中に告白した話題は記憶に新しいところ。大きなプレッシャーと闘いつつも、私たちに姿を見せることで勇気をもらっていると言っても過言ではありません。
2013年には死を考えるほど追い詰められた彼女は次第に「うつになっても才能は消えない」と自分を励まし、回復のために薬の量を少しでも減らすなど様々な取組みをしてきたと言います。
また、BornThisWay基金といった若者支援を設立し、「お互いの思いを共有して団結すれば、みんなで強くなれる
と呼びかけています。
周囲になかなか理解されにくいうつ病ですが、「レディ・ガガも同じ病気だった!」と一言話しただけで理解して貰えそうです。
華原 朋美
恋愛の悩みからうつ気味となり、精神安定剤などの薬物を大量摂取してしまう依存症に。入院し、完全休業と言われていた彼女、ここ数年では時々TVで見かけるようになりました。
『完全復活できてよかったね』と言われても、大量の薬を飲んでしまったことが頭をよぎり、迷ってしまうつらい気持ちを明かしています。
右も左もわからない子供だった彼女が、一気に芸能界の頂点に登りつめたように見えた矢先の転落に、一旦は社会から見放されたかのように見えました。
しかし、復活後のFNS歌謡祭でのパフォーマンスが視聴者の胸を打ち、応援する声がどんどん増えていきました。弱い部分も悲しい気持ちや嬉しい気持ちも、全て素直にさらけ出している華原朋美。今でも時々体調を崩したりしているようですが、そんな彼女の正直さが、ファンの心に響きます。
■既婚女性の更年期とうつ病の関係について
女性には多かれ少なかれやってくると言われている更年期。
更年期の症状としてうつ病も数多くあげられ、回復までに多くの既婚女性が長期の治療に苦しみます。うつ病の主な症状としては、不安症や依存症、パニック障害などがあげられ、周囲の人々を信頼できなくなるため、「機嫌が悪い」「愛想がない」「態度が悪い」などの印象を与えることも少なくありません。
症状の一つとしてやる気や元気が沸かなくなるため、職場では「やる気がない」と指摘や指導され苦しむことも。
しっかり「うつ病」専門の治療をし、自分の体調と向き合いながら活動を再開する芸能人も増えてきました。一般的にはなかなか理解がまだ進まないうつ病。有名な芸能人になぞらえながら話すことで、周囲からの協力や理解も得やすくなるのではないでしょうか。
うつ病は10~15人に一人は一生のうちで一度は経験する病気と言われており、実はとても身近な病気。
男女比で見ると3人に2人が女性と言われています。ただうつ病を患うと、本人は感情のコントロールがしにくくなるので治療には周囲の協力が不可欠です。
今、更年期だけでなく、若年層にも増えているというこのうつ病。誰でも患う可能性はあるのですから、まずは病気の理解から始めたいですね。