連載・不倫小説【不倫の掟】5話 第1章『不倫のざわめき』Vol1‐5
不倫小説【不倫の掟】Vol1‐5。第一章『不倫のざわめき』の第5話。
主婦・真由子の不倫恋愛を描くamo独占オリジナル小説です。
あらすじ【主婦・真由子のただひとつの生きがいは、愛する男・正木友哉と会うことだった。ある日ふいに「距離を置こう」と言われた真由子は……。
苦しく辛い日々の中、真由子の選んだ不倫の結末は?】
■連載・不倫小説【不倫の掟】 のこれまでのあらすじ
主婦・桜田真由子の不倫相手は正木友哉。
友哉に会うことが生きがいだが、会いたいだけでは成立しない不倫恋愛。
二人の間には、バレないための不倫のルールがある。
二人で決めた「不倫の掟」
ときにその掟は、二人の不倫恋愛の邪魔となる……。
夜中に届いた正木友哉からのメッセージ。
「しばらく会えない」と言われた真由子は、不倫のルールを破り、何度もメールを送ってしまい……。
■連載・不倫小説【不倫の掟】 第1章『不倫のざわめき』Vol1‐5
目覚ましがなくても目が覚める。
念のためにセットしてあるアラームを停止。
スマホを眺めたまま、いつの間にか寝ていた。
目覚めてすぐに思うのは、友哉のこと。
<会って話したい>
というメールに返事はなく、隣で寝ている夫の寝息にうんざりする朝を迎えた。
それでも体は義務的に動く。
リビングテーブルに置きっぱなしのマグカップを片付け、海の脱ぎ散らかした服をあつめ洗面所にもっていく。
朝食は夫に合わせて和食。
パンとコーヒーとハムエッグというような朝食が憧れだと結花は言う。
我が家の夫は“絶対的”なところがある。朝食ごときで揉めたくはない。
だから、結婚して26年、朝食は和食。
この日は火曜日。
火曜の朝は忙しい。週に3回の仕事があるから……。
専業主婦で過ごしてきたけれど、何かが足りなかった。夫の収入でなんとかやりくりはしてきたけれど、子どもが成長し、心が空っぽになったとき、仕事を始めた。
40過ぎた何のとりえもない女には、そうそういい仕事なんてなかった。
それでも、やっと見つけたのが今の仕事だ。
百貨店の中の本屋。本好きの私には嬉しい仕事。思いのほか肉体労働ではあるけれど、遮断された社会と繋がりをもてたような感覚になった。
それに、自分の収入があるということで人生は変わっていった。
時々エステに行ったり、ネイルサロンにも行ってみたり。通勤にとおしゃれをすることも楽しかった。
いつもなら、今日は何を着ていこうかとそんな楽しみがある火曜日が、友哉からのメールでどうでもいいような気分になる。
「おはよう」
キッチンで卵焼きを作っていたら、結花が起きてきた。
つづいて、夫が起きてきた。
挨拶もなくテレビのニュースを眺める夫は
「いただきます」もなく、味噌汁に箸をつける。
急いで、卵焼きをテーブルに置く。
洗面所から結花が髪をセットするドライヤーの音が聞こえる。
夫は少しばかりテレビのボリュームをあげ、軽く咳払いをした。
海は起こさないと起きてはこない。
そろそろ、起こさないと……。
いつもと同じ朝。
どこも何も変わらないはずなのに、友哉で占領された私の心はどうにもならなくて、それしか考えることができなかった。
<なんとしてでも、友哉に会おう。絶対に会おう>
そのための方法をあれこれと考えて時間は過ぎていった……。
<続く>
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